鹿児島市の仙巌園には日本初の水力発電用のダムがある。

仙巌園の水力発電用ダムは日本初

 

鹿児島市内の磯にある
仙巌園(せんがんえん)
薩摩島津家の別邸です。

 

この度(平成27年7月)
仙巌園の反射炉跡
尚古集成館
世界文化遺産として登録されました。

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さらに仙巌園には
世界遺産に登録されませんでしたが
水力発電用のダムがあります。

 

仙巌園と共に
そのダムを紹介しますね。

 

早速、仙巌園に行きました。

 

反射炉跡は、
仙巌園に入って、
すぐの所にありました。

 

でもさすがに、
七十七万石の
殿様の別邸です。

 

庭園の奥には、
反射炉以外にも、
珍しいものがありましたよ。

 

 

世界文化遺産の反射炉跡。

鹿児島市の産業遺産群

 

 

近代日本の礎(いしずえ)

 

世界文化遺産の登録理由は、
薩摩の興した集成館事業が、
近代日本の礎になったことです。

 

そこで、反射炉や、
機械工場跡が、
登録になったわけです。

 

しかし、登録されなかった中に、
日本の草創期の施設が、
仙巌園の奥に残されています。

 

水力発電用のダム跡

 

残されたものとは、
水力発電用のダムです。

 

これは、29代藩主島津忠義が、
建てた就成所(しゅうせいじょ)に、
送電した発電用の貯水槽跡です。

 

貯水槽から流した水の、
落差を使って水車を回転させて、
電力をつくるものでした。

 

すでに集成館では、
水力発電が実現していました。

 

仙巌園の裏山から、
水路を通して送られた水を、
落として発電していたのです。

 

 

水力発電用のダムから水が落ちます。

 

 

この貯水ダム水力発電施設。

 

ダムで発電した電気は、
照明に使われていましたので、
日本で初めてのダム発電です。

 

でも貯水槽だけでは、
証拠不十分だそうです。

 

公式には日本初の、
水力発電の跡としては、
認められていないそうです。

 

 

仙巌園の裏山からの水をためました。

 

 

それでも集成館事業や、
その他の先駆的な、
事業を行っていたわけですから。

 

ここも草創期のダムによる、
水力発電施設だったと言っても、
良いのではないでしょうか。

 

 

 

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庭園には先進性が見えます。

 

敷地面積が50000平方メートルと、
言われる仙巌園には、
広い庭園があります。

 

名勝 仙巌園は、
桜島を背景にした、
景観も見ごたえがあります。

 

庭園の所々には、
当時の島津家ならではの、
施設が残っていました。

 

 

ダム跡も島津の先進性の現れです。

 

 

この水力発電用の、
ダム跡もその一つです。

 

ただ水を溜めるだけの、
施設にも見えますが、
島津家の先進性を感じました。

 

 

水力発電用ダム跡
名勝 仙巌園(磯庭園)内
鹿児島市吉野町9700-1
TEL 099-247-1551
入園料 1000円(大人)
カゴシマシティビュー「仙巌園前」下車

 

 

 

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