鹿児島市桜島の火山灰にロードスイーパー出動。
最近、日本全国で
火山活動が
活発になってきましたね。
鹿児島でも先日
口永良部島が爆発をして、
島民の方が避難しました。
私の住む鹿児島市内でも
目の前にある桜島が
連日のように噴火をしているのですよ。
桜島の灰には、うんざりです。
当たり前ですが、
噴火すると火山灰が出るのです。
桜島の噴煙は、
観光客には受けが良いのですが、
地元はうんざりです。
そこで桜島の灰を、
克服する鹿児島市民の、
克灰活動を紹介しますね。
桜島は今日も爆発しました。
桜島上空の風向きが欠かせません。
桜島が噴火した時に、
一番に気になるのが風向きです。
なにせど〜んと、
上空に登った火山灰は、
風に乗って流れます。
そして風下の地域は、
悲惨な状態になるのです。
鹿児島の天気予報では、
必ず桜島上空の、
風向き予報が行われるのですよ。
桜島の周辺の住民にとっては、
この風予報はとっても大事な情報なのです。
地元では噴火の音には驚きません。
もう慣れっこになっていますので。
それよりも、
風の向きがとても気になるのです。
ちなみに季節風の影響で、
冬場は桜島の、
裏側の大隅半島に流れます。
夏場は逆に、
鹿児島市側に降るのです。
夏場の灰は鹿児島市内にやってきます。
夏場の暑い時期の灰は、
もう大変なんです。
火山灰が降り注ぐと「灰神楽」
大量の灰を「ドカ灰」と呼んでいます。
降っている状態を、
灰神楽(はいかぐら)と申します。
灰神楽の対策で、
帽子やマスクを多くの方がもっています。
雨が降らなくても、
灰を防ぐために、
いつも日傘を持ち歩きます。
灰神楽になれば、
昼間でも暗くなります。
車の運転は、
ヘッドライトをつけてノロノロです。
スピードを出すと灰と路面で、
スリップするのでとても危険なのです。
灰神楽では視界が悪くなります。
洗濯物もおちおち外に干せません。
いくら晴天の洗濯日よりでも、
いつ灰が降ってくるか分りません。
そのために、
外出する時には、
室内干しを強いられることになります。
ロードスイーパと散水車が活躍。
雪国では、
雪が積もった道路には、
除雪車が出てきますよね。
鹿児島でも道路に、
積もった灰の掃除に、
専用の車が導入されます。
ただし、除雪車のように、
灰を吹き飛ばすわけにはいきません。
そこで登場するのが、
ロードスイーパー車です。
これは、道路の灰を、
吸ってまわる車なのです。
このロードスイーパーと、
ペアで活躍するのが散水車です。
散水車は、
ロードスイーパーの前後で、
道路に水を撒くのです。
そうしてロードスイーパーが、
灰を吸い上げる際に、
水をまいて灰が舞い上がるのを防ぐのです。
ロードスイーパーと散水車が出動します。
灰の掃除もやっかいです。
積もった灰は放置できません。
そのままにしておくと風が灰を、
巻き上げて大変なことになります。
そこで鹿児島市民は、
灰をせっせと集めて袋に入れるのです。
その袋の名前は「克灰袋」。
灰を克服しましょうと名付けられました。
この「克灰袋」は鹿児島市より、
無料で提供されるのです。
克灰袋に灰を集めるのが一仕事です。
指定された場所に、
克灰袋に灰を詰めて、
置いておくと回収してくれるのです。
灰が降ると車の掃除も大変。
また、車の掃除も大変です。
灰が降った翌日のコイン洗車場は、
どこもいっぱいですよ。
やはり車に積もった灰は、
水で流すのが一番ですね。
洗車する時間が無い時は、
羽はたきで灰を落とします。
特にフロントガラスのワイパーは、
必ず立てて灰をとります。
間違ってもワイパーの灰を、
取らずに動かしてはなりません。
灰でガラスに傷がつくことがあるからです。
このままワイパーを動かすと大変なことに。
火山灰を経験するまち歩きも良いかも。
桜島の降灰の様子を紹介しましたが、
いかがだったでしょうか。
もう鹿児島に行くのが、
いやになったなんて言わないでくださいね。
火山灰を経験するのも、
鹿児島の良い思い出に、
なるかもしれません。
桜島は噴煙でお・も・て・な・し。
だって活火山の近くに、
60万程の都市があるのは、
世界でも珍しいそうですよ。
そんな鹿児島で灰の中を、
まち歩きできたらラッキーなんて、
言い過ぎでしょうか。
桜島も噴煙をあげて、
皆様のお越しをお持ち申し上げておりますよ。
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