曲水の宴は鹿児島市の仙巌園で行われました。

鹿児島市の仙巌園の曲水の宴。

 

鹿児島のまち歩きです。
今日は磯海岸の前にある
仙巌園に行ってきました。

 

ここで
雅な春の宴が開かれるのです。

 

それが曲水の宴
(きょくすいのえん)です。 

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島津氏の別邸、仙巌園。

 

仙巌園(せんがんえん)は、
薩摩藩主の島津氏の別邸です。

 

桜島が目の前に広がる、
素晴らしい庭園が美しい、
一押しの観光スポットです。

 

園内にある反射炉跡や、
尚古集成館の建物が、
世界文化遺産に登録されました。
世界文化遺産に登録、鹿児島の遺産群。

 

登録されてから、
何度か足をはこびましたが、
曲水の宴を見るのは初めてです。

 

 

目の前に桜島が見える仙巌園です。

 

 

曲水の宴とは。

 

曲水の宴とは、
庭園内に作られた小川に、
盃を流して、酒を飲むという酒宴です。

 

その際に、上流から流された盃が、
目の前を通り過ぎないうちに、
詩歌(しいか)を作ります。

 

春の野外で行われる、
風流で優雅な歌会の、
世界が繰り広げられます。

 

 

庭園内に造られた曲水で宴を行います。

 

 

テーマはパリ万博150周年。

 

曲水の宴は、
毎回、開催する時に、
宴のテーマが設けられます。

 

今回のテーマは、
パリ万博150周年」です。

 

何だか、
雅な世界にはパリ万博なんて、
合わないような気がしませんか。

 

 

今年も曲水の宴が行われました。

 

 

薩摩藩がパリ万博に参加。

 

実は、薩摩藩は、
慶応3年にフランスで開催された、
パリ万国博覧会に参加しているのです。

 

パリ博では、
薩摩焼や漆器の工芸品、
また泡盛や焼酎などを出品しました。

 

この万博参加が、
日本美術に高評価を与え、
日仏交流の懸け橋になりました。

 

そして、今年は、
パリ万博から、
150年周年にあたるのです。

 

 

パリ万博150周年でフランスの方も参加。

 

 

参宴者はパリと薩摩にご縁の方。

 

テーマが、
「パリ万博150周年」ですので、
参宴者(曲水の宴の参加者)は、
フランスや薩摩焼に、
ご縁のある方が招かれました。

 

薩摩焼の十五代の、
沈壽官(ちんじゅかん)さんや、
フランス料理のシェフ、
上柿元勝(かみかきもとまさる)さん。

 

二人のフランス人も招かれ、
サンロイヤルホテルのスタッフ、
ジョファーさんらも参加しました。

 

まずは、鶴嶺神社で身を清めます。

 

曲水の宴は、最初に、
鶴嶺神社(つるがねじんじゃ)で、
身を清めることから始まります。

 

鶴嶺神社は、
仙巌園の横にある、
島津氏を祀る神社です。
鶴嶺神社の御朱印

 

曲水の宴の無事と、
小川の流れが静まるように、
島津の神様にお願いします。

 

 

鶴嶺神社で参宴者の身を清めます。

 

 

曲水の宴の場所まで進みます。

 

鶴嶺神社での神事が終わると、
曲水の宴の会場まで、
仙巌園の中を進みます。

 

世界文化遺産の反射炉で作った、
薩摩藩自家製の大砲前を、
参宴者の列が通ります。

 

仙巌園の観光客も、
突然の武家の装束の行列に、
思わずシャッターを切ります。

 

 

フランス料理の上柿元シェフも参加です。

 

 

曲水の宴は林の中にあります。

 

曲水の宴の会場は、
仙巌園の林に囲まれた、
小高い場所にあります。

 

私達見学者も、
苔のある道を進みます。

 

 

見学者も曲水のある場所に進みます。

 

 

周りから見学します。

 

曲水の宴は、
周りから見学します。

 

赤い毛氈(もうせん)の上に、
招待者の席が用意されています。

 

会場の真ん中には、
曲がりくねった小川が流れています。

 

雅楽に合わせて参宴者が入ります。

 

奥には、雅楽の演者達がいます。
この雅楽の音に合わせて、
参宴者がゆっくりと入ってきます。

 

雅楽の雅な演奏と、
昔の武家装束がおりなす、
風流な世界に広がります。

 

 

雅楽の音で雅な世界が広がります。

 

 

上流から盃が流れてきます。

 

盃は、
鳥の形をした船に乗って、
上流から流すのです。

 

その盃が、
目の前を通り過ぎるまでに、
歌を作るのです。

 

ジョファーさんは、
フランス人ですが大丈夫ですかね。
うまく歌を作れたかな。

 

 

上流から盃が鳥に乗って流れてきます。

 

 

島津のお姫様もいました。

 

曲水の宴には、
お姫様も参加しています。

 

武家のお姫様の着物が、
ひときわ華やかで、
春の宴に華を添えています。

 

 

お姫様も華やかな衣装で参加しました。

 

 

曲水の宴を楽しみました。

 

初めて見る曲水の宴は、
何とも言えない、
春の風情が流れるひとときでした。

 

たまには、
このような雅な世界に、
ひたるのもいいものですね。

 

仙巌園では、
季節ごとに様々な行事があります。

 

世界文化遺産、仙巌園と周辺の遺産群。

 

行事が無くても、
世界文化遺産は必見ですよ。

 

鹿児島県内各地で行われている、
お祭りやイベントを紹介します。

 

鹿児島県内の各地の祭りはこちらから

 

せっぺとべの祭に出現する大王様です

 

仙巌園(せんがんえん)
鹿児島市吉野町9700-1
電話 099-247-1551
営業時間 8:30〜17:30 年中無休
入場料  大人1000円
駐車場  500台 1日300円
アクセス カゴシマシティビュー・
      まち巡りバス
     鹿児島中央駅から30分
     「仙巌園前」バス停下車

 

 

 

 

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