鹿児島の節分では落花生をまくのです
2月3日は全国的に節分ですね。
鹿児島でも豆まきをしたり、
恵方巻を食べたりします。
鹿児島の神社仏閣でも、
様々な節分行事が行われます。
また鹿児島では、豆まきでは、
落花生がまかれるのですが、
その理由を説明しますね。
【投稿日 令和2年2月4日】
豆まきは落花生をまく。
全国的に節分の日には、
豆まきをしますが、この豆は、
炒った大豆をまきますよね。
ところが、
鹿児島の家庭では、
大豆ではなく落花生をまくのです。
実は、私の家でも、
節分になると落花生が、
まかれます。
鹿児島の節分には落花生をまく。
落花生でも違和感はありません。
この落花生の豆まきの話を、
他県の方が聞きますと、
驚かれることがあります。
私は、昔から、
落花生をまいているので、
気にはなりませんけど。
同じ豆なのに、
かえって殻があって大きいので、
鬼が痛そうですけどね。
なにより、
玄関などにまいた後でも、
食べられるじゃないですか。
まちのスーパーにも売っています。
節分が近づくと、
まちのスーパーにも、
節分コーナーが作られます。
スーパーの節分コーナーです。
そこには、
鬼の面と一緒に、
豆まき用の豆が並びます。
炒った大豆もありますが、
多くの豆は、
殻付きの落花生です。
理由は落花生が良くできるから
鹿児島で落花生がまかれる理由は、
落花生が良く採れるからです。
なん〜だと云われそうですね。
鹿児島は火山が多く、
火山灰が積もったシラス台地で、
作物が育たない痩せた土地なのです。
やせた土地や干ばつにも強い、
落花生が昔から作られていました。
サツマイモが多いのも同じ理由です。
実際にそれぞれの生産量は、
サツマイモが第1位で、
落花生は第3位になります。
落花生をまいた後でも、
拾って食べられるからという、
理由ではなかったのですね。
落花生の方がやっぱりいいですよ。
恵方巻も食べられます。
また節分になると、
日本全国で食べられるのが、
恵方巻という巻きずしですよね。
豆と同じように、
恵方巻もたくさん、
スーパーでも売られていますね。
恵方巻のノボリをあちこちで見ます。
恵方巻は、
節分の夜に食べると、
縁起が良くなると言われます。
恵方の方角にいる、
年神(としがみ)様に願いを込めて、
無言で食べると良いそうです。
商業ベースでもいいじゃないか
でも、鹿児島では、
恵方巻を食べる習慣は、
昔は、ありませんでした。
最近、急に、
流行ってきたような気がします。
何だか商業ペースに載せられたかな。
恵方巻がいっぱい並んでいます。
でも恵方巻を食べる事で、
みんなが幸せになれば、
良いのじゃないでしょうか。
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節分にはイワシも食べました。
節分に食べるものが、
もう一つありました。
それは、イワシです。
これは、イワシの頭を、
柊(ひいらぎ)の枝にさして、
玄関に飾ると魔除けになるそうです。
鬼さんは、イワシの頭のニオイと、
柊の枝が大きらいだそうです。
という事で、お頭付きのイワシを、
恵方巻と一緒に食べましたよ。
恵方巻とイワシの節分セットです。
もちろん、
スーパーでも節分用の、
イワシを売っていますよ。
節分用のイワシも売られています。
お寺では節分には星祭り。
私が、
節分に行う儀式が、
もう一つあります。
私は、毎年、
お寺で節分に行う、
星祭りでお祓いをうけます。
星祭りでは、
護摩焚(ごまたき)きを行います。
節分には護摩焚きで厄払い。
護摩焚きは、
護摩木を炎に燃やして、
邪気を払うものです。
節分の風物詩の水行もあります。
また鹿児島市内の教王寺では、
節分の風物詩とも云われる、
僧侶たちによる水行が行われます。
水行は100年以上の前から続く、
節分の伝統行事です。
ふんどし姿の僧侶たちは、
水を頭からかぶり、けがれをはらい、
今年の無病息災を祈願します。
教王寺の節分行事の水行です。
照国神社では豆まきもありました。
鹿児島市内の照国神社でも、
厄払いの豆まきが行われます。
境内につくられた舞台からは、
年男、年女の方や神職の方も、
勢いよく豆をまきます。
この豆は落花生ではなく、
入り豆が沢山はいった袋です。
袋には当たり券が入っています。
照国神社でも節分の豆まきがあります。
鹿児島の節分は今年も。
鹿児島の節分は、
落花生と恵方巻とイワシを食べて、
護摩焚きに水行と豆まきと、
今年も盛りだくさんでした。
以上、鹿児島の節分の、
風景を色々と紹介しました。
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