「鹿児島歴史まち歩き】花尾隠れ念仏洞に行って薩摩の隠れた歴史を見てきました。

「鹿児島歴史まち歩き】花尾隠れ念仏洞

 

鹿児島のまち歩きで、
今日は薩摩のかくれた歴史を
紹介したいと思います。 

 

 

花尾隠れ念仏洞を紹介します。

 

 

ということで鹿児島市街地から、
郊外に行った花尾町にある、
花尾隠れ念仏洞を見てきました。

 

【投稿日 令和2年3月31日】

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花尾隠れ念仏洞の場所。

 

花尾隠れ念仏洞のある場所は、
鹿児島市の郊外にある花尾町。
市街地から車で40分程の場所です。

 

さつま日光と呼ばれる、
花尾神社の前の道を奥に進みます。

 

 

人家も無い山の中の道を進みます。

 

 

やがて大きく左にカーブする、
右手にバス停がみえます。
コニュニティーバスのバス停です。

 

 

地域バス・あいばすのバス停があります。

 

 

バス停には隠れ念仏の看板もあります。

 

バス停は隠れ念仏の入口です。
隠れ念仏の案内板もありました。
それによりますと。

 

 

隠れ念仏洞の解説板があります。

 

 

花尾隠れ念仏洞とは、
密かに隠れて信仰を続けた場所です。
なぜ隠れる必要があったのか。

 

それは薩摩藩が信仰を、
厳しく禁止していたからです。
禁止されたのは一向宗です。

 

一向宗(浄土真宗)の宗徒は、
薩摩藩役人の目を盗んで、
隠れ念仏洞で信仰を守りました。

 

 

隠れ念仏洞の登り口は200m先です。

 

 

花尾隠れ念仏洞の入口です。

 

車でそのまま進むと、
花尾隠れ念仏洞の入口です。
車はここに停めました。

 

 

花尾隠れ念仏洞の広場に出ました。

 

 

ここにも案内板がありました。
隠れ念仏洞はここから、
山路を200m程登った岩穴です。

 

 

ここから200m登ると念仏洞です。

 

 

登山道を登るので、
杖(つえ)が用意されていました。

 

 

坂道なので杖が用意されています。

 

 

隠れ念仏洞への道を登ります。

 

花尾隠れ念仏洞への道は、
登山道のようになっています。

 

足場は木を使った階段や、
手すりも作られて、
安全に登れました。

 

 

階段や木の手すりがある道です。

 

 

でも禁止されていた頃は、
おそらく道など無かったでしょうね。
道があればすぐに見つかったでしょう。

 

また隠れ念仏洞には、
雨や嵐の天候の悪い夜を、
選んで密かに集まっていました。

 

 

密かに登って行ったのですね。

 

 

雨の日などは、
さらに悪路だったのでしょうね。
そんな事を思いながら登りました。

 

 

 

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隠れ念仏洞にたどり着きました。

 

山道を登っていると、
大きな岩の間に出来た、
小さな岩穴が見えてきました。

 

三角形になった入口の前には
隠れ念仏洞の説明板がありました。

 

 

花尾隠れ念仏洞に到着しました。

 

 

この念仏洞は、当時は、
ガマと呼ばれていました。

 

隠れ念仏洞の中に入りました。

 

隠れ念仏洞の中は、
約八畳ほどの広さがありました。

 

入口から入る光だけですので、
ガマの中はうす暗く静かでした。

 

奥には御本尊が置いてあります。
思わず手を合わしました。

 

 

ガマの奥には御本尊がありました。

 

 

このガマに皆で集まり、
御本尊を拝みながら法座を、
開いていたのでしょうね。

 

なぜ薩摩藩は禁止したのでしょう。

 

薩摩藩が一向宗(浄土真宗)を、
禁止した理由は何かといいますと。

 

「阿弥陀如来の前では、
全ての命は尊く全ては平等である」
という親鸞(しんらん)の教えにあります。

 

封建体制を維持したい、
幕藩側からはこの教えは、
見過ごせないものでした。

 

また一向一揆など、
幕藩体制に反対することに、
脅威を感じたといわれます。

 

 

ここで親鸞の教えを守り通したのですね。

 

 

一向宗の禁止は300年続きました。

 

島津氏が、一向宗の禁止令を、
出される慶長6年(1601)の前の、
1550年頃から禁止していたようです。

 

明治9年(1876)に、
信教自由の令が出されるまで、
約300年近く続いたのです。

 

 

信教自由の令まで続きました。

 

 

薩摩藩は、
明治維新を成し遂げたという、
雄藩のイメージがありましたが、

 

その半面で、
一向宗を激しく禁止した、
隠れた歴史もあったのですね。

 

隠れ念仏洞の外には、
一向宗門徒を顕彰する碑が、
建てられていました。

 

 

花尾隠れ念仏洞の顕彰碑です。

 

 

花尾隠れ念仏洞に行ってきました。

 

今日は花尾隠れ念仏洞で、
命がけで信仰を守ってきた、
昔の人々に思いをはせました。

 

 

信仰の強さを感じながら帰りました。

 

 

また信仰の強さを感じながら、
花尾隠れ念仏洞を後にしました。

 

 

花尾隠れ念仏洞に向かう、
途中にはさつま日光と呼ばれる、
花尾神社が鎮座しますよ。

 

「さつま日光」と呼ばれる花尾神社で令和の御朱印を頂きました。

 

また花尾隠れ念仏洞から、
さらに奥に進むと、
花尾奥の院・南泉院がありますよ。

 

鹿児島市の花尾奥之院と呼ばれる南泉院の御朱印は凄かった。

 

 

花尾隠れ念仏洞
鹿児島県鹿児島市花尾町
JR九州バス「花尾」行きで45分
「花尾神社前」下車、徒歩20分
駐車場 15台

 

 

 

 

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