鹿児島名物のかるかん饅頭、伊集院饅頭、加治木饅頭。
鹿児島には、
様々な伝統菓子があります。
その中で三つのお饅頭を紹介します。
それはかるかん饅頭、伊集院饅頭、
そして加治木饅頭です。
藩主島津家にかかわりがあります。
【投稿日 令和２年7月7日】
鹿児島の名物まんじゅう。
鹿児島の名物まんじゅうといえば、
かるかん、伊集院、加治木の、
まんじゅうであると、私は思っています。
昔からあるので、
鹿児島在住の方ならご存知で、
県出身の方なら懐かしがるはず。
いずれも甘くておいしいので、
また食べたくなるお饅頭です。
今からそれぞれ紹介しますね。
かるかんは島津の殿様も仙巌園で食べたかも。
名物伝統菓子のかるかん
まず鹿児島の名物で、
伝統菓子はかるかんでしょう。
鹿児島を代表するまんじゅうです。
しっとりとしたかるかんは、
上品な味で鹿児島土産としても、
人気がある伝統郷土菓子です。
鹿児島を代表するかるかんです。
かるかんの歴史は古く、
かるかんの原型が作られたのが、
なんと安政元年（1855年）です。
藩主・島津斉彬（なりあきら）公の、
声掛けで作られたお菓子です。
他藩から菓子職人を呼び寄せました。
かるかん元祖の明石屋さん
有名なかるかんは明石屋さんです。
創業が安政元年の老舗です。
あれ、斉彬公の声掛けと同じ年。
そうです、呼び寄せた菓子職人が、
そのまま御用達として創業しました。
その菓子職人の出身地の、
明石をそのまま屋号にしたのです。
今でもかるかんの老舗・明石屋です。
かるかんと明石屋さんを紹介
つぎは伊集院饅頭です。
つぎは伊集院まんじゅうです。
伊集院とは現在の日置市の、
平成の大合併前の呼名です。
伊集院は島津義弘公の、
ゆかりの場所で、義弘公を偲ぶ、
妙円寺詣りに欠かせないのが、
伊集院饅頭なのです。
妙円寺詣りには伊集院饅頭です。
丸に十の字の伊集院まんじゅう
伊集院饅頭は、一口サイズの、
甘くて美味しい饅頭です。
伊集院にあるお菓子屋で作ります。
いつでも製造直売されますので、
鹿児島市内でも売られています。
特徴はまんじゅうの形が、
丸に十の字になっていることです。
これは島津家の家紋です。
伊集院饅頭は家紋の丸に十の字の形。
伊集院饅頭を詳しく紹介します。
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三つめは加治木饅頭です。
最後に加治木饅頭を紹介します。
これは姶良市加治木町で、
作られる酒まんじゅうの一つです。
加治木名物の加治木饅頭です。
加治木町でのみ製造販売です。
できたてホヤホヤが信条なのです。
そのために加治木まで買いに行きます。
加治木まんじゅうも歴史が古く
人気のあるまんじゅうなので、
鹿児島県人ならよく知っています。
島津義弘公が始めました。
実は、この加治木饅頭も、
島津義弘公にゆかりがあるのです。
戦国の勇猛な武将も、
晩年は加治木で静かに暮らします。
晩年を過ごした館の堀に、
橋をかける工事をさせます。
加治木饅頭発祥とされる石橋が残っています。
工事の休憩時間に、
お茶うけとして出したものが、
加治木饅頭の始まりと言われます。
お茶うけに出されたのが始まりです。
加治木饅頭を詳しく紹介します。
島津義弘公の、
やさしい一面が見られる、
エピソードですよね。
共通するのは島津家にゆかりでした。
鹿児島の三大饅頭でした。
いずれも藩主の島津家にゆかりが、
ある饅頭でした。
鹿児島の名物伝統菓子は、
伝統の名に恥じない島津家に、
育てられたまんじゅうでした。
かるかん、伊集院、加治木の、
美味しいお饅頭を、
あなたもお一ついかがですか。
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