烏帽子獄神社のシバ打ちと御朱印。
鹿児島まち歩きで、
平川町の烏帽子獄神社に来ています。
この神社は烏帽子岳山頂にあるのです。
秋の例祭が行われる、
烏帽子獄(えぼしだけ)神社に参拝して、
御朱印を頂こうとやってきました。
【投稿日 令和元年10月29日】
烏帽子獄神社は山頂に鎮座します。
烏帽子岳(えぼしだけ)は、
標高が564mもあるのです。
その山頂に鎮座する烏帽子獄神社。
参拝するためには、
参道を登って行くのですが、
その参道は自然遊歩道なのです。
烏帽子獄神社までは自然遊歩道です。
自然遊歩道は、
その距離は約4.5qで、
歩くと約2時間もかかります。
参道には三つの鳥居があり、
頂上近くでは錦江湾が望める、
自然があふれる登山コースです。
烏帽子獄神社の参道入口の鳥居。
車で行く楽なコースもあります。
私は、普段が運動不足で、
とても坂道を2時間もなんて無理です。
もっと楽なコースはありませんか。
実は、車で行く方法があります。
指宿スカイラインを利用する方法です。
もちろんこちらにしました。
指宿スカイラインの、
川辺インターから南に20分程走ると、
左手に烏帽子岳神社の看板があります。
烏帽子岳神社の看板を見落とさないでね。
裏参道の山道を進みます。
スカイラインの道路沿いの、
駐車スペースに車を停めて、
烏帽子獄神社を目指します。
ここから歩くと、約10分程で、
烏帽子獄神社に着きます。
楽に行ける裏参道と命名しました。
裏参道と言えども、
あふれる自然を味わいながら、
お手軽に自然遊歩道が歩けます。
裏参道は手軽な自然遊歩道です。
烏帽子岳神社に到着しました。
山道の参道を進むと、
やがて烏帽子獄神社に着きます。
烏帽子獄神社の鳥居に到着です。
烏帽子獄神社の拝殿の中には、
多くの参拝者が座っていました。
実は今日は秋の例祭なのです。
烏帽子獄神社の氏子(うじこ)の方や、
一般参拝者が集まっていました。
拝殿の中はいっぱいの人です。
烏帽子獄神社の扁額。
早速、拝殿前にて参拝をしました。
拝殿の中には沢山の方がいて、
その後ろから参拝することになりました。
拝殿を済ませて、上に見ると、
烏帽子獄神社の、
古そうな扁額(へんがく)があります。
実は、この扁額は、
郷土・鹿児島の英雄である、
あの東郷平八郎が書いたものらしい。
この扁額は東郷平八郎の筆とのこと。
東郷平八郎と言えば、
日本海海戦でロシアの、
バルチック艦隊を破り、
日本をすくった総司令官です。
あの東郷平八郎が書いたとなれば、
この烏帽子獄神社は、
なかなか由緒ある神社と見ました。
烏帽子獄神社のご祭神。
烏帽子獄神社のご祭神は、
建速須佐之男命
(タケハヤスサノオノミコト)
あの怪物やまたのおろちを退治した、
暴れん坊の勝負の神様です。
天之手力男命
(アメノタジカラオノミコト)
天の岩戸を開けた力持ちの神様です。
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島津家ゆかりの神社。
神社を建てたのは、
武を重んじた島津家第15代当主の、
島津貴久(たかひさ)です。
戦国時代の武将には、
勝負と力の神様を何よりも、
重んじたのでしょうね。
貴久の次男が島津義弘です。
(JR伊集院駅の義弘像)
戦国武将・島津義弘公は、
関ヶ原の戦いの敵中突破で有名です。
妙円寺詣りで義弘公の武勇を偲びます。
元々は修験者の山だった。
烏帽子岳は、
元々、山岳信仰もあり、
修験者が修行する山でもありました。
神社の由来記によると、
修験僧の長野武蔵坊によって、
開祖(かいそ)されたとあります。
発祥の碑に長野武蔵坊の名前があります。
明治以降に神社になったので、
それまでは戦いの勝利を、
祈祷する所だったのでしょう。
薩摩藩家老の小松帯刀も祈願。
幕末期の薩英戦争の時に、
薩摩藩家老の小松帯刀(たてわき)も、
戦勝祈願を命じた記録があります。
また東郷平八郎の扁額は、
戦勝祈願を叶えたお礼にと、
筆をとったのではないでしょうか。
隠れた勝負の神様に祈願した、
歴代のつわもの達の話を聞くと、
歴史のロマンをかきたててくれます。
奥には修験の跡がありました。
烏帽子獄神社の奥に進むと、
修験所の流れをくむと思われる、
建物があります。
奥に進むと飯綱不動社がありました。
それが飯綱不動社です。
お不動さんやお百度詣りがあり、
昔から続く密教系のお寺です。
お百度詣りで祈願しました。
この日も熱心に、
お祈りする方がいましたよ。
何だか願いが叶いそうな雰囲気でした。
独特のシバ打ちを頂きました。
烏帽子獄神社の例祭に行われる、
独特の神事があります。
シバ打ちと呼ばれるお祓いです。
榊(さかき)の束で参拝者の、
背中をたたき厄を祓います。
わたしも祓って頂きました。
シバ打ちでお祓いをして頂きました。
このシバ打ちにも作法があり、
烏帽子獄神社のシバ打ちは、
ここだけが正当な作法とのことです。
御朱印は分社にて頂きました。
烏帽子獄神社は、ここが本社で、
別に山の麓に分社があります。
御朱印は分社の方で頂けるとのこと。
例祭の後日に、
烏帽子獄神社分社に参拝して、
御朱印を頂いてきました。
鹿児島市街地から国道225号線を南下、
「平川町」の交差点を左折すると、
烏帽子獄神社分社の鳥居があります。
分社の鳥居から烏帽子岳を望みます。
烏帽子獄神社の御朱印です。
烏帽子獄神社分社には、
錦江湾が見える駐車場があります。
車を停めて社殿に進みます。
烏帽子獄神社分社の社殿です。
社殿にて参拝を済ませると、
隣りの社務所にいらした宮司さんに、
御朱印帳を預けました。
しばらく待つと、
烏帽子獄神社の御朱印を頂けました。
お獄さあとは烏帽子獄神社の通称です。
烏帽子獄神社の御朱印を頂きました。
烏帽子獄神社に参拝してきました。
烏帽子岳山頂の本社では、
自然を満喫して、独特の、
シバ打ちでお祓いをして頂きました。
後日、烏帽子岳麓の分社では、
御朱印を頂くことができました。
あなたも平川町の、
烏帽子獄神社に参拝してみませんか。
その時は本社にも行ってみて下さいね。
烏帽子獄神社(本社)
鹿児島県鹿児島市平川町烏帽子岳
烏帽子獄神社(分社)
鹿児島県鹿児島市平川町4960
電話 099−261−2105
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