【鹿児島歴史まち歩き】鹿児島市小野町の南泉院歴代住職の墓と再興された南泉院を訪ねました。

南泉院歴代住職の墓と再興された南泉院を訪ねました。

 

市指定史跡の南泉院歴代住職の墓です。

 

 

今日は鹿児島歴史まち歩きで、
鹿児島市の史跡巡りをしています。

 

訪問したのは、
鹿児島市の指定史跡の、
南泉院(なんせんいん)歴代住職の墓です。

 

【投稿日 令和2年7月23日】

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南泉院歴代住職の墓の場所。

 

南泉院歴代住職の墓があるのは、
鹿児島市小野町です。

 

 

南泉院歴代住職の墓は小野町にあります。

 

 

鹿児島交通の、
小野高山(たかやま)バス停から、
徒歩5分程の場所ですよ。

 

JR鹿児島中央駅前から、
国道3号線を北上して、下伊敷の信号を、
左折すると県道206号線です。

 

 

県道206号線に入って右折します。

 

県道206号線(徳重横井鹿児島線)の、
九州自動車道の高架下をくぐって、
セントラルリースさんの角を右折です。

 

 

この道の突き当りにあります。

 

 

突き当りに案内板があります。

 

そのまま進むと、
山の裾野に突き当たります。
そこにお墓の案内板がありました。

 

 

案内板がありました。

 

 

特に駐車場はありませんが、
わずかな住宅地脇の道にある、
駐車スペースに車を停めました。

 

案内板の右側の先に、
南泉院歴代住職の墓がありました。

 

 

南泉院歴代住職のお墓です。

 

 

墓石が整然と並びます。

 

南泉院歴代住職の墓は、
鹿児島市の指定史跡になっています。

 

古そうな墓石が並んでいます。
真ん中の墓石は整然と並び、
奥には一段高くなった場所があります。

 

住宅地の裏山といった場所なので、
沢山のお墓があるのに驚きました。

 

 

住宅地の裏山にお墓がありました。

 

解説板がありました。

 

 

解説板に詳しく書いてありました。

 

解説によりますと、南泉院は、
照国神社の所にあった天台宗の寺院で、
宝永7年(1710年)に徳川家康を祀る、
東照宮の別当寺として建立されました。

 

当時は新しく寺院を建てることは、
禁止されていましたので、
鶴田村(現在のさつま町)大願寺の寺籍を移し、大雄山南泉院と改称して開山したものです。

 

寺領は500石、
実相院、観相院、吉相院の3つの子坊を持ち、3州天台宗の触頭(ふれがしら)として藩内有数の大寺院になりました。

 

小野高山が南泉院領であったために、
この地に歴代住職が葬られています。

 

墓は上段に開山した偏詢周僧正
その下段に2世から11世までの、
歴代住職の石塔が並んでいます。

 

平成元年3月31日に、
鹿児島市指定史跡に指定されました。

 

          鹿児島市教育委員会

 

藩政時代は大きな寺院でした。

 

藩政時代の南泉院は、
現在の照国神社が建っている場所に、
あった大きなお寺なのですね。

 

東照宮に附属するお寺・別当寺であり、
寺社奉行との連絡係りの触頭でもあったので、
藩内でも力のあった大寺院だったのです。

 

しかし、その大寺院・南泉院も、
明治の廃仏毀釈で廃寺になり、
跡地に照国神社が建てられたのです。

 

 

 

 

照国神社は市街地にあるために、
初詣や六月灯などの参拝に、
多くの参拝客で賑わっています。

 

 

 

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一番奥の高くなった場所。

 

墓地の一番奥に、
階段で登る場所がありました。

 

これが開山した、
初代住職・偏詢周僧正のお墓です。

 

 

奥の高い場所にあるのが初代住職です。

 

 

下段には整然と並びます。

 

そして一段下がった場所に、
2世から11世までの歴代住職の、
お墓が整然と並んでいました。

 

 

歴代住職が整然と並びます。

 

 

石塔はそれぞれが古く、
当時の年号が刻まれます。

 

 

当時の年号が刻まれています。

 

 

その他にも、
南泉院の住職以外の、
僧侶たちのお墓も並びます。

 

 

名前からすると尼さんですかね。

 

大事に管理されています。

 

廃寺となってからも、
今まで墓石は良く保たれています。

 

 

良い状態に保たれています。

 

 

また、清掃も行き届いており、
近くの住民の方々が、
管理されているのでしょうね。

 

住職達のお墓が、
きれいに清掃されているの見ると、
何だかほっとするのを覚えました。

 

 

大事に管理されていました。

 

 

南泉院は130年ぶりに再興されました。

 

元々あった南泉院は、
廃寺になって無くなりましたが。

 

それがこの度130年ぶりに、
鹿児島市の花尾町に再興されました。

 

花尾町の山深い場所に、
宗教法人「大雄山南泉院」が、
復興して南泉院が再興されました。

 

 

廃寺になった南泉院が再興されました。

 

 

宮下住職が開きました。

 

開いたのは、
天台宗の宮下住職です。

 

宮下住職は檀家も持たず、
最澄の教えを広めるための、
修道所として開いたそうです。

 

また「ミンガラーバー地勇の会」の、
代表として、25年にわたり、
ミャンマーの山間部で、
学校建設を続けています。

 

 

ミヤンマーとの友好のパゴタもあります。

 

 

再興された南泉院を訪ねました。

 

後日、花尾町の山中にある、
大雄山南泉院を訪ねてきました。

 

南泉院は8,000坪の広大な敷地に、
仁王堂や修道場が点在していますが、
お寺らしい本堂はありません。

 

宮下住職を訪ねて、
様々なお話をうかがいながら、
御朱印も頂いてきました。

 

南泉院はこちらからどうぞ。

鹿児島市の花尾奥之院と呼ばれる南泉院。

 

 

南泉院の過去と今を紹介しました。

 

今日は鹿児島市小野町にある、
南泉院歴代住職のお墓を訪ねました。

 

また新たに再興された、
大雄山南泉院にもお邪魔しました。

 

【鹿児島市指定史跡】
南泉院歴代住職の墓

鹿児島市小野町3丁目
鹿児島交通バス小野高山バス停徒歩3分
専用駐車場はありません
問合せ 099-227-1962
 (鹿児島市教育委員会文化財課)

 

 

 

 

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