【鹿児島市の世界文化遺産】鹿児島市に世界遺産の3遺産が登録されました。

世界文化遺産に鹿児島市の3遺産が登録。


ユネスコの世界遺産委員会は
鹿児島市の3施設について
世界文化遺産の登録を決めました。

この世界文化遺産のテーマは
明治日本の産業革命遺産」です。

日本各地の施設が
明治日本の産業革命遺産として
一緒に登録されました。
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世界遺産が増えました。

 

鹿児島の世界文化遺産は
薩摩藩の集成館事業
関連する3施設です。

 

鹿児島には、
すでに世界自然遺産として、
屋久島が登録されています。

 

これで鹿児島には、
自然と文化に関する、
二つの世界遺産があることになります。

 

 

旧集成館事業の機械工場跡

 

 

全国の産業革命遺産が登録。

 

この度、登録されたのは、
全国の8県にある23の施設ですが、
その内の3施設が鹿児島市内にあります。

 

政府がユネスコに、
推薦する時にとった戦略は、
シリアルノミネーション

 

この「シリアルノミネーション」は、
全国に散らばる資産を、
同じテーマで推薦する方法です。

 

そのテーマというのが、
明治日本の産業革命遺産 
製鉄・製鋼、造船、石炭産業」です。

 

日本の近代化の原動力。

 

これらの施設は、
日本の近代化を進めました。

 

西洋文化に触れて、わずかの期間で、
西洋に肩を並べる程の、
産業化を達成した施設なのです。

 

「産業革命遺産」という、
ストーリー性を持たせて、
施設をまとめて推薦したのです。

 

 

異人館

 

 

日本各地に世界遺産が増加。

 

登録された23の資産がある、
地元は大喜びです。

 

もちろん、地元を、
知ってもらう良い機会ですし、
多くの観光客が訪れるでしょう。

 

情報発信のやり方によっては、
日本のみならず、
世界からも観光客が呼べるでしょうね。

 

 

 

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集成館事業は薩摩の先見性の証。

 

鹿児島の世界文化遺産は、
旧集成館」「寺山炭窯跡
関吉の疎水溝」の三つです。

 

「旧集成館」は、
薩摩藩が行った、
集成館事業の施設跡です。

 

それらは仙巌園にある反射炉跡や、
現在の尚古集成館の建物です。
それに技師の宿舎であった異人館です。

 

島津斉彬(しまずなりあきら)らに、
よってはじめられた集成館事業が、
近代化の礎(いしずえ)になりました。

 

 

尚古集成館

 

 

寺山炭窯跡は燃料を供給。

 

集成館事業の反射炉には、
大量の鉄をとかすための、
石炭などの燃料が必要でした。

 

石炭がない薩摩藩は、
木炭を燃料にしました。

 

木炭の中でも、
特に火力が強い白炭(はくたん)が、
寺山炭窯で焼かれました。

 

 

寺山炭窯跡

 

 

寺山炭釜跡は、
集成館事業の関連遺産として、
世界遺産に登録されました。

 

関吉の疎水溝は水力。

 

蒸気機関が、
実用化される前の薩摩藩では、
水車を動力として使っていました。

 

関吉(せきよし)の、
稲荷川(いなりかわ)から水を取り、
疎水溝で磯地区まで流しました。

 

関吉の疎水溝(そすいこう)は、
水車動力を使って、
磯地区の集成館事業を支えました。

 

 

関吉の疎水溝です。

 

 

日本の近代化は薩摩から。

 

現在の日本は、
世界でも有数の産業国家です。

 

その始まりが幕末期の、
集成館事業といっても、
良いのではないでしょうか。

 

その集成館事業を、
興した薩摩人が、
先輩ということで自慢です。

 

「旧集成館」「寺山炭窯跡」
「関吉の疎水溝」に、
先人の先見性が現れています。

 

あなたも鹿児島のまち歩きに、
お越しになったら、
これらの世界遺産に訪れてみませんか。

 

 

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